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- 「これだけは知っておきたい相続の基本」【1】相続ってそもそも何?

「相続の基本を5分で解説!いつ起きるの?誰が関係するの?」
相続についての理解は、突然訪れることが多いため、事前に基本的な知識を持つことが重要です。特に、親が亡くなった後に初めて相続手続きを経験する方にとって、相続の基本を知ることは大切です。ここでは、相続の定義、開始のタイミング、そして関係する人々についてわかりやすく解説していきます。相続の定義
相続とは、ある人(故人)が亡くなった際に、その人の財産、権利、および義務を特定の人々が引き継ぐ法律上の手続きです。相続においては、故人が持っていた全ての財産的価値が対象となります。これには、土地や建物といった不動産、預貯金、株式などの金融資産はもちろん、負債も含まれます。相続の開始タイミング
相続は、被相続人(財産を残して亡くなる人)が死亡したときに自動的に開始されます。法律上、ある人が死亡した日が相続の開始日となり、その翌日から相続税の申告期限や手続きの期間が計算されるようになるのが一般的です。死亡届の提出
- 被相続人の死亡が確認された場合、まず必要なのは市区町村役場への死亡届の提出です。これにより、住民票の除票が作成され、相続手続きのための基礎書類となります。
相続の関係者
相続には、主に以下の2つの立場の人々が関わります。- 被相続人:
- これは亡くなった方で、相続財産を残す側の人を指します。被相続人の生涯に蓄えた財産や借金が相続の対象となります。
- 相続人:
- 相続人とは、被相続人から財産を受け継ぐ人々です。法律上、相続人となる可能性があるのは、被相続人の法律上の配偶者、子供、親、兄弟姉妹などです。これらは民法で定められた法定相続人として認識され、相続財産の分配に関与します。
法定相続人の順位
- 第一順位: 子供(実子、養子を含む)
- 第二順位: 両親(被相続人に子供がいない場合)
- 第三順位: 兄弟姉妹(第二順位の相続人がいない場合)
相続手続きの流れ
相続が開始されたら、以下のような手続きを行います。1. 遺産分割協議
相続人全員で集まり、故人の遺産をどのように分割するかを協議します。遺言がある場合、その内容に従った対応を行います。2.相続登記
不動産が含まれる場合、不動産の名義変更を行う必要があります。これは法務局に申請します。3.相続税の申告と納付
必要がある場合、相続税の申告を行います。これは被相続人が亡くなった日から10か月以内に行う必要があります。4.その他の財産手続き
預貯金の解約や株式の名義変更など、他の資産に関する手続きも重要です。まとめ
相続は法律と手続きが密接に関わっており、その内容を理解することは、円滑な手続きのために非常に役立ちます。お困りのことが大きくなる前に、必要に応じて専門家(司法書士や弁護士など)に相談することをお勧めします。 YOU司法書士法人では、単なる手続きの代行ではなく十分なヒアリングを行ったうえで、適切な対応をしております。不明点や追加の疑問があれば、ぜひご相談ください。その他の関連コラムはこちら